2008年4月25日金曜日

社会不安障害

社会不安障害を英語では、Social Anxiety Disorder といい、
この頭文字をとって、社会不安障害のことをSADということもあります。

誰でも一時的に人前で「あがる」ことはあります。
社会不安障害は、そのような誰にでもみられる「あがり症」とは違い、
病的な「あがり症」で困っている方のことをいいます。
いわゆる「対人恐怖」と考えていただいても結構です。
他人とかかわるときに、きわめて強い緊張を感じるために、
パニック発作(→パニック障害の項を参照してください)の形で、
不安症状が出るために、他人とのかかわりを避けるようになります。
日本人に多い病気であることが特徴です。

治療としては、①行動療法と②薬物療法があります。
①行動療法としては、自分が苦手な状況を避けるのではなく、
 直面し慣らしていくことが一般的です。
②薬物療法は最近、使える薬が増えました。
 SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)というお薬が最近よく使われています。
 セロトニンという神経伝達物質に作用するSSRIが社会不安障害に
 効果があるということは、社会不安障害が性格だけの問題ではなく、
 治療可能な体の病気であることを示しています。
 いわゆる「あがり症」でお困りの方は、ぜひ一度診察を受けられることを
 おすすめいたします。



福岡市中央区の心療内科・精神科  メンタルクリニック桜坂(日曜も診療しております)

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2008年4月13日日曜日

むずむず脚症候群

睡眠障害の一種です。
意外と多い病気ですが、見逃されていることが多いので、
睡眠障害とは別に項目を立てます。

むずむず脚症候群は英語では、Restless Legs Syndrome
この頭文字をとって、RLSと略して呼ばれることもあります。

病名が示すように、「むずむずした感じ」「虫がはうような感じ」
と表現される異常感覚が下肢を中心に出ます。
下肢が「痛い」とか「かゆい」と表現する患者さんもいます。
いずれにしても、そのような不快感が下肢を中心にみられます。
この不快な感覚は、横になっていると悪化し、体を動かすことによって、
やわらぐことが特徴です。

いずれにしても、そのような不快感が、夕方から夜にかけて
悪化するので、睡眠に支障をきたすわけです。

治療法としては、現在の日本ではクロナゼパム(商品名:リボトリール)の
内服が first choice です。
これで無効の際は、ブロモクリプチン(商品名:パーロデル)の内服を
試みたりすることもあります。



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2008年4月12日土曜日

お知らせ

先日もお知らせしましたが、最寄のバス停の名称が、
「雙葉学園入口」と変わりました。

バスを利用しておいでになる方は、お気をつけください。

参考URL
http://www.fukuokafutaba.ed.jp/school/busstop.html
http://www.fukuokafutaba.ed.jp/guide/access.html

当院は、明日4月13日の日曜も診療しております(予約制)。時間帯によっては、若干の予約枠がございますので、受診ご希望の方は、お電話にて
092-725-7900
まで、ご予約をお願いいたします。



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